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社会シミュレーション
SOARSによる社会経済システムのためのシミュレーションフレームワークの開拓
概要
プロジェクト責任者
出口弘
プロジェクトメンバー
出口弘・木嶋恭一・小林重信・寺野隆雄・橋田浩一
外部連携
清水哲男教授(医科学研究所)・三菱総合研究所・サイバーアシスト研究センター
プロジェクトミッション
エージェントベース社会システム科学で用いられる、また現場の社会科学者、 政策担当者のための標準シミュレーション環境を提供することを目的として、SOARS言語(Spot Oriented Agent Role Simulator)を開発する。
そのシミュレーションのモデル作法や、エージェントベースダイナミカルシステムとしての特徴を明らかにし、 エージェントベースシミュレーションの実験計画や妥当性等の方法論等を解明する。
大規模な社会経済モデルに対して、莫大な政策可能性を探索するためのエージェントベースシミュレーションの技法を開拓する。 具体的にはSOARS Gridを開発し、グリッドコンピューティングによる大規模シミュレーションを行う。応用領域として、 SARSや次のインフルエンザ公衆衛生対策モデリング、社会シミュレーションの共通基盤となる10万人規模の都市のデモグラフィックモデルの エージェントシミュレーション等を想定している。
参加型モデリングのためのフレームワークとして、マシンエージェントによるエージェントベースシミュレーションと人間プレーヤによる ゲーミングシミュレーションの混合したハイブリッドシミュレーションのフレームワークをSOARS上で開発する。
*SOARSは出口研究室ウェブサイト(
http://degulab.cs.dis.titech.ac.jp
)よりダウンロード可能です。