教育研究
人材養成の目的
東京工業大学 大学院総合理工学研究科 知能システム科学専攻 博士後期課程では、どんな異分野のシステムにも平然と対峙することができ、システム解析・合成のあらゆる局面における問題設定能力および問題解決能力を展開できるシステム科学の素養、すなわちシステムの背後に潜む事柄を抽象化する能力、あるいは数理体系の高度な専門知識を持つ一方で、自らが取り組んだひとつの専門分野におけるひとつの具体的課題をとことんまで深く探求し、必要に応じて異分野・異文化の多様なメンバーからなるチームによる問題解決を実践した経験を有し、真にオリジナルな問題設定能力を有するような、グローバル社会における様々な難局に立ち向かう上で欠くことのできない、領域横断型人材養成を目的としています。
学習目標
東京工業大学 大学院総合理工学研究科 知能システム科学専攻 博士後期課程では、上記の目的のために、次のような能力を習得することを目指します。
- システム科学における科学技術的課題の本質理解を可能とする抽象化能力、あるいは高度な数理専門学力
- 個々の対象領域における最先端の課題に取り組むことを可能とする個別分野専門学力
- 専門知識を自在に活用して、真にオリジナルな問題設定を行う力
- 異分野・異文化を背景に持つメンバーからなるグループにより協力して問題解決する能力
- 日本語及び英語による論理だった説明能力と文書化能力を持ち議論を展開できる力
学習内容
東京工業大学 大学院総合理工学研究科 知能システム科学専攻 博士後期課程では、上記の能力を身に着けるために、次のような内容に沿って学習します。
システム科学の高度数理専門
あらゆるシステムを対象とするシステム科学の基盤となる抽象化能力を養い、高度な数理体系の専門知識を修得します。
個別対象分野の基礎および先端専門
少なくともひとつの個別対象分野の基礎から最先端までの専門を体系的に修得します。
博士論文研究
問題設定能力(博士)・問題解決能力(博士)に関する一般知識をコースワークで身につけた上で、指導教員による研究室指導の下に真にオリジナルな問題設定を伴う論文研究を実践します。