三宅研究室

三宅 美博

人間のコミュニケーションを認知的な側面から分析し数理的にモデル化する研究を進めています。具体的には時間感覚の創出とそのインターパーソナルな共有の問題を取り上げます。これは主観的時間としての「間(ま)」が集団的な振舞いの中で共創されるメカニズム、つまり「間が合う」仕組み、に関する認知科学的な研究です。さらに、この成果を人間と人工物のインタラクションやインタフェースに応用し、「間」の合う歩行リハビリロボットや対話支援ロボットも実現します。ライフログ分析による社会組織のコミュニケーション場の可視化も推進中です。これらはコミュニケーションを人間の内側から捉える新しいアプローチであり、そのため我々は意識と身体の二重性に注目するシステム論(「共創システム」)を構築しています。

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