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青西 亨

青西 亨

青西 亨(あおにし とおる) 1970生

複雑システム解析講座 複雑システム数理分野 講師 博士(工学)

G5-701 TEL (045)924 5546

E-mail: aonishi "at mark" dis "dot" titech "dot" ac "dot" jp ("at mark" -> @ / "dot" -> .)

大阪大学大学院基礎工学研究科物理系専攻博士後期課程 修了,日本学術振興会特別研究員,理化学研究所脳科学総合研究センター研究員を経て,現在に至る.

専門分野:非平衡統計力学,非線型動力学,生物物理学,計算論的神経科学

研究の紹介

近年の分子生物学の進展は目を見張るものがあり、機能蛋白の機能を解明すれば生命科学の全ての問題は解決されると考えている人がいます.しかし話はそう簡単ではありません. 例えば脳の場合、神経細胞は多様な機能蛋白の集合体であり、脳はこの神経細胞が連結した超複雑系であります.ミクロなメカニズムとマクロな観測事実を結びつけないと、真の脳の理解は進みません.我々は、「シミュレータを介した理論家と実験家の共同研究」により実験と理論のそれぞれが不得意とするところを補い合い、脳のボトムアップ的理解を目指しています.

最近の研究題目

  1. 中枢神経細胞におけるシナプス情報統合機序の解明

  2. グリア細胞−神経細胞間の相互作用の解明

  3. 統計力学を駆使した生理データ解析手法の開発

  4. 結合振動子系の統計力学

最近の公表論文・著書

  1. Omori T., Aonishi T., Miyakawa H., Inoue M. and Okada M., "Estimated Distribution of Specific Membrane Resistance in Hippocampal CA1 Pyramidal Neuron", Brain Research, 1125, pp. 199-208 (2006)

  2. Aonishi T. and Ota K., "Statistical Estimation Algorithm for Phase Response Curves", Journal of the Physical Society of Japan, 75[11], 114802, (2006).

  3. Aonishi T. and Okada M., "Multibranch entrainment and slow evolution among branches in coupled oscillators", Physical review letters, 88[2], 024102 (2002).

研究室の紹介

本研究室では、情報科学と生命科学の有機的融合を目指しています.実験家と協力して、生命現象のシミュレーション、データ解析、数理解析を行っていきます.一例としては、数理テクニック(摂動理論や統計力学)を駆使して設計した「単一神経細胞の計測により回路レベルの振舞いを知る実験手法」の提案があります.現在、生理実験を行い、理論の有効性を検証しています.このように、実験生理学者と共同で脳の理論研究を行える研究室は、日本では数えるほどしかありません.


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