科目一覧

必修科目は全て履修してください.全ての必修科目の単位取得がプログラム修了の要件です.選択科目は必要に応じて履修してください.下記の全ての科目は,知能システム科学専攻の開講科目です.各科目の詳細は,知能システム科学専攻のホームページをご覧ください.

必修科目

  • システムモデリング(1年次前学期,単位1−1−0)
    • システム設計ためのモデリング技術として,動的システムのモデリングおよびオブジェクト指向モデリングの方法論を学習します.また,モデル化されたシステムを実装するためのスキルとして,MATLABによる動的システムの数値計算プログラミング,および,Javaによるオブジェクト指向プログラミングを学習します.さらに,グループでコンテスト課題に取り組み,その成果のプレゼンテーションを行うことにより,モデリング能力とコミュニケーション能力の向上を図ります.
  • システムモデリング演習A(1年次後学期,単位0−1−0)
    • 大学院総合理工学研究科による「領域横断型人材育成プログラム」に参加している学生に限って受講することができます.関連科目の受講の順序については別途定めますが,4月入学と10月入学とでは大きく異なるため,担当教員とよく相談の上受講して下さい.
  • システムモデリング演習B(2年次前学期,単位0−1−0)
    • 大学院総合理工学研究科による「領域横断型人材育成プログラム」に参加している学生に限って受講することができます.関連科目の受講の順序については別途定めますが,4月入学と10月入学とでは大きく異なるため,担当教員とよく相談の上受講して下さい.

選択科目

  • 情報ネットワークシステム論(前学期,単位2-0-0)
    • 計算機ネットワークは現代社会を支えるインフラストラクチャとなりつつあります.本科目では計算機ネットワークとしてローカルエリアネットワーク(LAN)の構成と動作,およびインターネットにおけるパケット配送とその制御の概要を紹介し,さらにインターネット上で構築される各種情報サービスおよびその運用管理について講義します.
  • 動的システム論(前学期,単位2-0-0)
    • 線形代数および常微分方程式の基礎,常微分方程式の数値解法,実システムのモデリング,状態空間モデル,伝達関数モデル,線形システム解析,フィードバック制御,リアプノフ安定論,非線形振動論,分岐現象,特異点とリミットサイクルなど,線形および非線形の動的システムの概念と解析法を講義および演習・課題により習得します.
  • 離散システム論(前学期,単位2-0-0)
    • 離散的なシステムを数学的に表現し,解析,設計する能力を養うことを目的とし,そのための基礎概念および基礎理論の理解を目標とします.講義内容には,論理,集合,写像,オートマトン,形式言語,確率,統計などを項目として含みます.
  • 適応システム論(前学期,単位2-0-0)
    • 知能システム科学の各分野に関係する適応システムの方法論的基礎の修得を目標とします。講義では,最適化,意思決定とゲーム,進化,学習などを取り上げ,関連性を考慮した体系的な解説を行います.
  • SOARS社会システムシミュレーション演習(後学期,単位0-1-0)
    • 社会シミュレーション言語SOARSを用いて,社会シミュレーションの構築方法について実践的な講義を行います.SOARS言語を習得することで,プログラミングについての経験がないユーザでも,社会経済の課題を持つものであれば比較的容易にモデル化とシミュレーションが可能になります.
  • U-Martシミュレーション演習(後学期,単位0-1-0)
    • U-Martは東工大,京大,大阪市立大学,大阪府立大学などの共同で開発された人工先物市場のシステムです.本演習では,この人工先物市場を用いて,人工市場の演習とそのシステムについての解説を行います.

履修のスケジュール

4月入学の場合,1年次の前期にシステムモデリング,1年次の後期にシステムモデリング演習A,2年次前期にシステムモデリング演習Bを申告する必要があります.10月入学の場合は異なりますので,詳細はtep-query [at] dis.titech.ac.jpまでお問い合わせください.その他,選択科目の開講時期については,知能システム科学専攻のホームページをご覧ください.